ご挨拶

ご挨拶

理事長 服部 徳昭

公益社団法人
群馬県老人保健施設協会 
 理事長 服部 徳昭
              (はっとり のりあき)

理事長としてご挨拶申し上げます。

全国的に災害が猛威を振るう日本にあって、各施設が災害対策を求められておりました。そこへ2019年に中国で発生した新型コロナウィルスの世界・国内感染拡大により、世界情勢も国内情勢も一変いたしました。

コロナ感染予防対策が進む中、施設・病院でのクラスター感染発生や感染者数増大と、無念にも犠牲となられた方々へのご冥福を祈りつつ、日ごとに流れる情報・報道の中で、私たちはコロナ感染に強い施設づくりを模索してまいりました。介護施設におられる多くの高齢者をコロナ感染から守り抜くという一心からでした。また施設職員、その家族も視野に入れた感染対策でもありました。さらには自分たちの施設での感染対策だけでなく、地域でのコロナ感染に対しても連携・協力する道を歩んでおります。それは他力本願から自力本願への転換と連携・共存への模索でした。

2020年10月には群馬県内でフェーズ2からフェーズ1に基準が緩和されました。しかし、必ず訪れる感染終息の日まで決して気を緩めることはできません。

介護老人保健施設としての役割は要介護者となられた高齢者の方に在宅支援を行い、在宅復帰を積極的に実現することです。そのために入所サービスのほか、短期入所療養介護、通所・訪問リハビリテーションを提供させていただいています。これらのサービスは施設サービス計画に基づいています。これは医師、看護師、介護士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、社会福祉士、介護支援専門員、支援相談員等の多職種連携によって構築されております。その管理体制のもとに介護および機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上のお世話をさせていただいています。

これから社会がどのように変わっていこうとも、高齢者とそのご家族が住み慣れた地域社会で安心・安全に過ごしていただけるように努めます。県民の皆様に寄り添い、皆様の信頼を得られるために、包括的ケアサービス・リハビリテーション・在宅支援・在宅復帰・地域に根差した施設という理念を高く掲げてしっかりと歩んでまいります。

令和2年10月